FC2ブログ

バンコク便り

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

第25回「レディーボーイはやっぱり男!?」

タイはニューハーフが多いように見えるが実は

 最近はテレビでタイを扱った内容やタイでロケをしたというバラエティー番組が多く、僕が初めてタイに行ったころの1998年以前と比べれば日本国内でタイがかなり浸透したと感じる。
 そんなタイについて、一般的な人が思い浮かべるものと言えばトムヤムクン、ムエタイ、象や寺などがあるかと思う。そして、一度だけでもタイに足を運んだことのある人が挙げるとすれば、ニューハーフが多いというのもあるのではないだろうか。
 ニューハーフのキャバレーショーは観光コースに入っていることもよくあるし、街中の飲食店、小売店で店員をしている姿も見かける。会社員でも普通に働いているし、大学ではトイレをニューハーフ用に用意しているところもある。
 ニューハーフはタイ語ではガトゥーイと呼び、英語ではレディーボーイという。ゲイやレズビアンは同性愛であり、最近は性的な嗜好はノーマルながら女性の服を着る女装子(じょそこ)などもいるが、彼らのは趣味や性癖だ。レディーボーイは性同一性障害(GID)、つまり男性に生まれながら精神面の性別が異なるため、肉体的性別に違和感を感じる精神疾患のひとつになる。原因はいまだ解明されておらず、レディーボーイは3万人にひとりの割合だとされている。
 ここで気がついた人もいるかと思うが、3万人にひとりということは人口から考えると日本の方が多いことになる。実際に医学的には日本の方が多いとされる。ただ、世界的に見ても正確なGIDの数はわかっていない。統計では肉体的性別で登録され、タイのように戸籍変更ができない国もあるし、生まれてから死ぬまで自身がGIDだと気づかないままの人もいる。
 タイはわりと個人主義的なところが強く、他人がどういったことをしていても咎めることはほとんどない。日本は村社会的な面がまだあり、堂々とGIDを公言できる社会ではまだまだない。少なくとも、GIDを表明すると、日本では仕事に制限ができてしまう点は否めない。だから、タイはレディーボーイが多く「見える」というだけに過ぎない。
とはいえ、実際に見える範囲に彼らはたくさんいて、レスキューにおいてもやはり彼らが関わってくる案件というのはしばしばあるものだ。幸い、僕自身が関わってきた事案では深刻なものはなく、どれも笑えるエピソードばかりで・・・・・・。


泣く弟に豹変したレディーボーイ

 今でこそ廃れてしまったラチャダー通りだが、10年くらい前まではディスコや早朝まで営業するレストランで深夜0時以降から賑わっていた。ある夜、待機していた我々ボランティアグループに背の高いスラッとした女性が話しかけてきた。一瞬わからなかったが、レディーボーイだ。
「お財布を落としちゃったみたいなんだけど、手伝ってくれないかしら」
 落ちてましたか、とか、落としましたではなく、あくまで他人事のような感じの言い方だった。彼女(?)のうしろにはシクシクと泣く少年のような男(たぶん18歳以前後くらい)が立っていた。そのレディーボーイの弟で、タクシー乗り場の下にあった排水溝に財布を落としてしまったらしい。運悪く、蓋は鉄格子のようなタイプだった。
 懐中電灯で排水溝の口を照らすと、なんとちょうど財布が沈んでいくところだった。ぽちゃん。そんな音が鳴ったように僕には聞こえた。さらに激しく泣き出す弟。正直、ギャグマンガのシーンのようで僕は笑いをこらえるのに必死だった。そして、さらに予想外の展開になる。
「よし待ってろ! 拾ってやる!」
 ひとりの隊員が言った。ウソでしょ? と内心思っていたが、みんなでその蓋を持ち上げ、彼は本当に排水溝に入っていった。水面は地面から1.5メートルは下にあり、さらに隊員の胸まで浸かってしまうほどに深い。我々は懐中電灯で水面を照らすが、水が濁っているので手探りするしかなく、ゴミばかりを掴んでしまう。
 隊員が必死に探している中、シクシクとまだ泣いている弟。そのときだった。
「いい加減にしろ! イライラするんだよ! 泣くな!」
 完全に男の声で弟を叱りつける兄、いや姉。むしろ弟の方が女に見えた瞬間だった。その数分後、奇跡的に財布はみつかった。ドブに浸かっていた隊員はその日そのまま家に帰っていった。

財布を落として泣いている男
右のうなだれているように見えるのが本文の財布を落として泣いている男。

悪臭を感じる
この距離でそこそこに悪臭を感じる。

懐中電灯で照らす
懐中電灯で照らすが、ほぼ意味はない。

顔まで浸かるほどがんばる隊員
ほぼ顔まで浸かるほどがんばる隊員。ボランティア精神に溢れすぎている。


どっちが女らしいのかわからないケンカ

 レスキューはあくまでも事後処理の係だ。警察とは違い、犯人を捕まえたり、事件事故を未然に防ぐわけではない。同時に、レスキュー本部も積極的に解決する側に回ることをよしとしない。万が一巻き込まれてケガ、あるいは死亡でもしたら困るからだ。
 ラチャダーを始め、繁華街で苦慮するのがケンカだ。タイ人は総じて酒の飲み方が下手で、よく揉めごとを起こす。そのため、繁華街がある地域のチームは大体その近くで待機をしている。そうなるとまさにケンカが始まる瞬間を目撃することもある。
 こういったケンカの仲裁も本部から禁じられている。見方によっては相手に加担したと思われ、逆恨みされるからだ。また、男性のケンカであれば銃やナイフなどもあるし、素手であってもそれなりのパワーがあるので隊員のケガに繋がる恐れがある。ただ、女性同士のケンカの場合はケースによっては仲裁をしてもいいとなっている。殴り合いといっても女性同士であればたかが知れているからだ。
 とはいってもそのルールのどちらに当てはまるかわからないケンカもときに起こる。そう、女の子対レディーボーイのケンカだ。
 ある夜、ラチャダーのディスコ近くでの出来事だ。待機している我々の目の前で怒鳴り合いが始まった。屈強そうなレディーボーイ3人と、小柄でかわいらしい色白の女の子3人だった。どうもこっちを睨んだ睨まないの中学生のような理由で口論になっているようだった。最初こそ罵り合いだったが、そのうち掴み合い、さらには殴り合いにまでなった。
 我々隊員らで顔を見合わせてしまう。このケースは果たして女対女のケンカなのだろうか。僕自身は女の子たちがかわいかったこともあり、ちょっと下心もあって止めに入ってみた。すると、女の子のキックがもろに股間に入ってしまい、その場に崩れ落ち、揉み合いの真ん中でもみくちゃにされた。ズボンは泥だらけで、戦闘に巻き込まれたかのような姿になってしまう。隊員たちは大爆笑だ。
 仕方なく静観していると騒ぎが大きくなってきて、誰かが通報したのか警察官がやってくる。しかし、ヒートアップしている彼女たちは止まらない。そこで警察官が空に向かって1発発砲した。今はこの方法は許されないみたいだが、当時は騒動を少人数の警察官で治めるための方法としてよく使われていた。
 しかし、この方法で止まるのは男だけのようだ。実際にほかの現場で男性の大乱闘現場でそれをするシーンを見たが、1発で静まる。女性の場合、ヒステリックな状態になっていると、互いのテンションが相乗効果を与えてヒートアップするようで、拳銃の音でさらにカーッとなってしまったようだった。
 おもしろいのは、拳銃で女の子たちが「この野郎!」とさらに怒りが倍増したのに対し、レディーボーイたちはピタッと制止してしまったことだ。タイのレディーボーイには男がやや残っているのだろうか。
 止まったことをいいことに、ひとりの女の子がひとりのレディーボーイをパンチし、警察官とそれぞれの男友だちらによって取り押さえられてケンカは終息した。その後、女の子たちは興奮冷めやらぬ状態でレディーボーイたちを睨みつけ、レディーボーイたちは男友だちに「叩かれた~」と泣いてすがっていた。どっちが女らしいのか、わけがわからなくなった。

スポンサーサイト
  1. 2017/06/15(木) 19:27:18|
  2. 報徳堂
  3. | コメント:0

第24回「プライバシーを守ることを重要視している本部と隊員の意識」

タイ全体の風潮が変わってきた

 僕が初めてタイに来た1998年はまだスカイトレインも走っていなかったし、タクシーもメーター制と交渉制が混在していた。そして、テレビや新聞、雑誌では堂々と死体の写真が掲載されていた。
 ゴーゴーバーなどのパッポン通りに近いホアランポーン寺にある義徳堂支部のガラスケースには事件・事故の現場で死体回収をする隊員たちの誇らしげな姿が貼り出されていた。今でも初めて通ったときのことを憶えている。OLらしき女性たち3人がアイスを片手に列車に轢かれてバラバラになった死体の写真を見ているところだった。
 当時は毎週水曜日に「アチヤーガム」と「191」という雑誌が売られていた。20バーツくらいの値段で、カラーは数ページ。あとはわら半紙のような紙質。中身は死体の写真だらけの、いわゆるクライムマガジンと呼ばれるものだった。日本の男性向け週刊誌のような位置づけなのか、真ん中のページにはちょっとセクシーな女性の写真もあった。
 おもしろいなと思ったのは、そのセクシー女性の写真や女性の死体の写真ではだけた胸元が写っている場合にモザイクがかかっていることだった。セクシー女性はともかく、死体の女性の顔には一切のモザイクはない。本名も住所もさらけ出された上に、腐乱している場合でも顔にモザイクはない。隠す場所がそっちか、と思って見ていたものだ。
 タイのそういった性に関する規制は厳しい。ゴーゴーバーなどの売春施設がこれだけたくさんあるのにも関わらず。極端すぎるのは、アニメ「ドラえもん」でのび太が裸になってしまうシーンで全画面にモザイクがかかったり、犬の飼育本でゴールデンレトリバーの子犬の性器にもモザイクが入っていたりする。
 夕方や夜のニュースでも当時は普通に死体の映像が流れていた。子どもがプールで溺れたというニュースでは底に沈んだままの様子が映し出され、なんというか残酷だなと感じざるをえない画もよく見た。
 これが徐々に変わってきて、今では死体の画像や映像はマスメディアにはまず出なくなった。先のクライムマガジン2誌も完全に鳴りを潜め、どちらかが廃刊になり、残りは仏教ニュースに徹した雑誌に変貌している。
 恐らくだが、大きく変化したのはプーケットの津波からではないかと思う。当時、テレビや新聞、雑誌ではばんばん死体の写真は載った。しかし、欧米人などが不快感を示したのではないだろうか。
 気がついたらもうそういった死体写真はほぼなくなっていた。僕自身がそれに気がついたのは2009年2月23日だ。その前日にイタリア人がチャオプラヤ河の橋で首つり自殺をしたのだけれども、体重が重すぎたのか、首を括って飛び降りた際に首から下がちぎれ、生首がぶら下がる状態になっていたという事件があった。そのときの新聞の写真にモザイクがかかっていたことで、ふと「あ、タイもそういえば死体写真なくなったな」と改めて感じたのだ。

わざわざ手当の演技をしている
スマホが普及する2011年以前はそもそもカメラを持つ隊員も少なく、現場でカメラを構えると逆に隊員、被害者、野次馬含めて写りたがる人が多かった。2007年撮影のこの写真もわざわざ手当の演技をしている。


報徳堂本部もプライバシーに関して口うるさくなった

 僕が報徳堂に入隊したころはまだ都市伝説として「報徳堂の隊員は死体から金品を奪う」という話があった。当時はレスキュー=ポーテクトゥング(報徳堂)と呼ばれていた。タイで最近までコピー機をゼロックスと呼んでいたのと同じだ。だから、本部はその悪い噂を打ち消すために必死で、ボランティア隊員たちにけが人や死体の財産の扱い方に関して厳しく指導していた。
 その代わり、写真撮影などにはなにも指導はなかった。マスコミも国内外に関係なく、ちょっと電話すれば同行許可が降りるほどだった。それがやはり2010年前後を境にかなり変わってしまい、まずマスコミは取材申込みを事前にしなければならなかったし、そのときに死体の写真は撮ってはいけない、被害者の顔も撮るなといった制限が増えた。金を盗むという都市伝説が今はだいぶ風化したので、プライバシーの扱いにシフトしたようである。
 そんな中、報徳堂本部の報道関係のラインに本部のマスコミ対応担当者からメッセージが入った。著作権関係の内容だった。プライバシー侵害や被害者感情の保護などを気にし始めたことから“権利”というものを本部が慎重に考えるようになった。同時にタイ政府が法的にもSNSなどで権利の侵害をしている場合に罰金を科すということを発表したこともそのメッセージ発信に繋がったのだろう。
 報徳堂のグループラインは内輪のものだし、死体の写真は撮影者が隊員自身なので許容範囲としているのだが、本部の担当者は一部のグループメンバーが使用する、花や風景にタイ文字で挨拶や格言がポップとして記載される画像が気になったようだった。
「ライン上で、ダウンロードした画像などを使用している人がいますが、今後無断使用は法的に罰せられる可能性が出てきたので使用禁止です」
 こういった内容だった。基本的にすべて寄付金などで活動している団体としては悪い噂が収益に大きく影響するので、なにかトラブルを抱えることを非常に嫌う(それはどんな組織でも当たり前だが)。特に報徳堂は先の都市伝説への対応など、タイ人にしては珍しく先回りして対策を講じてきている。プライバシーに関しても、フェイスブックなどのSNSが普及するよりも前から動いていたほどだ。
 同時に、タイ人のSNSの拡散力が強くなっている。かつては中流階級以下は社会的な発言力がないに等しかったが、最近はSNSによって一般市民が富裕層の横暴を暴いたりすることもある。軍高官の未成年の娘が無免許で車を運転して乗り合いバンと衝突し9人が死亡した事件が2010年末にあったが、これまでならマスコミにスルーされていたような事件だったがSNSの拡散によって社会問題になり、犯人の少女は裁判にかけられた(その後の判決まではタイのSNSでは騒がないので、詰めが甘いところがあるが)。
 ちょっとしたきっかけがいわゆる“炎上騒ぎ”に発展するのはタイも同じだ。日本の同様の騒ぎと違うのは、ある程度正論を持って不正を糾弾することが前提になっている。日本の、例えばアイドルに恋人がいたなど、ファンが感情的になった無意味な炎上といったものは発生しない。報徳堂本部は内輪のSNS内のこととはいえ、万が一外部に叩かれてしまう可能性を恐れたのだろう。
僕自身は報徳堂のグループラインには書き込みはせず見ているだけだったこともあって、本部の注意書きには「タイも変わったなあ」という風に思うだけだった。
その本部メッセージの数分後、ライン上に新たな投稿があった。開いてみたら、
『了解!』
 というどこかから拾ってきた画像だった。
権利侵害がいけないことは知識としてはあっても、残念ながら行動と合致はまだしないようだ。タイらしいなと感じた出来事だった。

  1. 2017/05/17(水) 20:14:08|
  2. 報徳堂
  3. | コメント:0

第23回「タイ最大の護符刺青の祭りで警護をする報徳堂」

ボランティアは民間の行事にも駆り出される

 報徳堂のボランティア隊員は日夜管轄地域で救急救命活動をするだけでなく、本部の行事やチーム関係者の故郷のイベント、民間に依頼されたときの警護なども担当する。むしろ、本部隊員よりも活動範囲は広いかもしれない。これもまた普段の活動と同じで、一切の謝礼はなく、ボランティアたちのポケットマネーで行動する。
 今回報徳堂のボランティアが駆り出されたのは、護符刺青「サックヤン」に関係したタイ最大の祭りだった。ただ、僕の所属するチームではなく、取材で行った先で見かけたのだが。
 場所はナコンパトム県内、バンコクから西に60キロ程度の距離にあるワット・バーンプラ(バーンプラ寺院)だった。ここはタイで最も有名なタイ仏教の護符刺青の寺だ。サックヤンはチェンマイに王朝があったころからあると言われ、現代タイ人が首からさげる仏像型のお守り「プラクルアン」を作る技術がなかったころ、兵士や警察官が僧侶に経文などを身体に彫ってもらったことが始まりだとされる。
 ワット・バーンプラ自体も今でこそサックヤンで有名な寺だが、建立は1677年ごろ、アユタヤ王朝時代だと言われる。タイの寺院はほとんどが誰がなんの目的で建てたかが明確にわかっている。しかし、この寺院はその資料が一切ないため、いつ、誰が、なぜ作ったのかがわかっていない。
 このサックヤンの祭りは正式には「ワイクルー・ルアンポープン」という。ワイクルーは師への感謝を表する儀式のことで、必ずしも僧侶に対するものではない。学校の教師に対するワイクルーという行事もあるし、ムエタイの試合前に選手が踊る舞もワイクルーだ。
ルアンポープンとは1975年ごろからこの寺院で住職をしていたプラウドムプラチャーナート師のことだ。2002年6月に亡くなったが、亡骸は本堂に安置され、今でもたくさんの信者が日々訪れる。ワイクルー・ルアンポープンはルアンポープンを信奉する人々が集まって、祈るための儀式だ。
そんな信者がここでサックヤンを彫り、ワイクルーがいつの間にかサックヤンに関係した奇祭として見られるようになった。参列するタイ人にとってはあくまでもワイクルーとして神聖な儀式であるのだが、部外者からは変な祭りにしか見えない。それはなぜなのか。本儀式が始まるまでの一部の参列者の奇行が目立つからだ。

信者を受け止めるボランティアたち
突進してきた信者を受け止める報徳堂のボランティアたち。

コツがあるようだ
耳を引っ張ると抜けて行くようだが、コツがあるようでもある。

キャッチしているが、その先からも何人もの人が
信者をキャッチしているが、その先からも何人もの人が走ってくる。


サックヤンのワイクルーが奇祭にしか見えないわけとは

 今年のワイクルーは3月11日に行われた。毎年3月の第1か第2土曜日に開催され、当日の朝9時に本儀式として祈りが捧げられ、解散となる。メディア発表では今年は2万人以上が集まったようだ。
 熱烈な信者は前夜から来て、身体に新たにサックヤンを彫ったり、場所取りをして過ごす。食事は別の信者が無料で配布するので、金もかからない。一部の食事は売られるが、9割の飲食屋台は無料だ。ちなみにワイクルーのオリジナルTシャツが毎年作られ、それは300バーツ(約900円)で販売される。去年、僕はこれで詐欺に遭ってしまった。シャツの代金を渡したのに、その男が逃げてしまったのだ。顔つきは悪そうで街中の店なら絶対に金を渡さなかった。まさか寺院の敷地内で人を騙すなんて思いもしなかった。タイに関わってもう20年くらいになるのに、こんなこともあるんだなと、逆に怒りもないのだけれど。
 場所取りをして会場に座り込んだ数千人の一部の人は、夜が明けてくると神が降臨し、暴れ出す。これが奇祭に見えてしまう原因になる。
 降りてくるのはハヌマーン(サルのような容姿の神)やルーシー(老師)、トラなどだ。突然唸り、震え、立ち上がったかと思うとそれら神々の特徴的な動きを見せながら会場正面のルアンポープン師の像に突進していく。奇声を上げ、座っている人や歩いている人に構わず全速力で突っ込んでくるので危険極まりない。転倒や衝突は頻繁に起こる。
 通常時はひとりふたりが暴れ出すくらいなのだが、タイミングが合ってしまうと数十人から100人以上が一斉に立ち上がり、走り出す。近年のハリウッド映画で見られる、全速力で走ってくるゾンビのような恐さがある。撮影をしていて僕自身も何回も体当たりを喰らった。かすり傷くらいなら毎度のことだ。
 ただ、不思議なのは数千人いても全員に神が降りるわけではないことだ。小一時間見ているとわかってくるのは、降りてくるのはいつも決まった人になる。ほとんどが男性で、毎年女性が暴れることは滅多になかった。今年はなぜか女性で暴れ出した人が見える範囲でも6人はいて、多いと感じた。
入りやすいのか、そうでないのか。あるいは信じやすいのか、そうでないのか。端から見ると悪ふざけにも見えるのだが、信者にとっては神聖な儀式であるし、実際に降臨された人はその瞬間のことを憶えていない。彼らにとっては本当に神に身体を乗っ取られていて、気がついたらルアンポープン像の前にいたと証言する。

体格のいい人が走ってくると危ない
ハヌマーンはスピードがあり、体格のいい人が走ってくると危ない。

軍の人がキャッチしてくれて助かった
こちらに向かってダイブする信者。軍の人がキャッチしてくれて助かった。

今年は女性も少なくなかった
今年のワイクルーは女性で入ってしまう人も少なくなかった。


報徳堂ボランティアが50人以上駆り出されているわけ

 神が降臨し、ルアンポープン師の像へと突進した彼らはその後どうなるのか。ハヌマーンは特に活発な動きをするので、全速力で像に向かっていく。老師はゆっくりだし、トラは這っていくので驚異ではない。危ないのはハヌマーンだ。
 彼らは像まで突進していくが、像の前には軍の兵士や報徳堂のボランティアたちが待ち構え、像に体当たりしないようにガードしている。信者が錯乱状態で来たら、みんなで受け止め、興奮状態を沈めてあげる役割を担う。
 神が入りトランス状態になった彼らはどういうわけか、持ち上げられ踏んばりが利かない状態にされたあとに耳を引っ張られると抜けていく。すると、我に返り、ちょっと恥ずかしげな顔をする者もいれば、興奮が冷めやらず荒い息を吐きながら元いた場所に戻っていく者もいる。
 これが数人程度が走ってくる分には問題ないが、数十人以上が一斉に向かってくると大変だ。しかし、受け止める側は随分と慣れたもので、あっという間に神を抜き、信者をリリースしていく。興奮状態が中途半端だったり、途中で転倒するとその周囲にいる落ち着いた者が耳を引っ張ってあげたりするのだが、一般の信者たちだと不思議となかなか抜けていかない。違いはよくわからないが、報徳堂のボランティアたちは手慣れたものだった。
 ボランティアたちは地元の人なのかと思ったが、聞いてみればミンブリなどのバンコクから来ている人たちだった。いくつかの報徳堂チームが派遣されてきたようだったが、暑い中、紺色の制服で大変だったろう。水や食事は無料とはいえ、普段の救護活動よりきつかったのではないか。寺院からバンコクまでの道は半分が田舎の一本道になる。行きこそ1時間程度で来られるが、バンコクへの帰り道は2万人が一斉に帰るので、3時間はかかってしまう。ご苦労様と労ってあげたい。でも、おもしろそうなので、来年は僕も受け止める側で参加してみたいと思っている。

オリジナルシャツで参加するボランティアもいた
あまりの暑さもあってか、正式なボランティアの紺色制服ではなく、オリジナルシャツで参加するボランティアもいた。

周りも最早見向きもしない
たくさんの人に入り込むので、周りも最早見向きもしない。

この小屋の下にルアンポープン像がある
このサーラー(小屋)の下にルアンポープン像がある。

老師が入った場合は速度が遅い

老師が入った場合は速度が遅いので問題ない。

  1. 2017/03/13(月) 16:17:51|
  2. 報徳堂
  3. | コメント:0

第22回「なぜか被害者が立ち去った事故現場」

サラブリの田舎道で起こった追突事故

 サラブリ県で取材があって1泊ほど滞在したので、以前紹介したサラブリ県の報徳堂ボランティア隊員、湧上和彦さんのチームに同行させてもらった。
 ある金曜の夜10時15分を過ぎたころ、レッカー移動が必要なほどの追突事故が起こったという通報があり、急いで現場に向かった。さすが県全体をカバーする本部だけあり、僕自身が所属するバンコク都内のチームとは移動距離が違った。街灯もほとんどない真っ暗な道を時速120km超で突っ走っておよそ20分。小川を越える橋の斜面でその事故は起こっていた。
 ただ、到着した我々も全員が頭の中に「?」が飛び交う。というのは、追突事故であるはずなのに、なぜか車は1台しかなかったのだ。運転者は地元の40代男性で、本人も認めているが、明らかに飲酒運転だった。いずれにせよタイは日本と違い酒気帯び運転がない。ある程度の数値からが飲酒運転扱いで、それ以下の場合はちゃんと保険も出る。現場で計測していないので酩酊レベルは不明だが、この場合、一目で飲酒とわかるくらいだったので保険適用は難しいかもしれない。
 タイに限らず、交通事故というのはひとつの原因で起こることはない。複数の要因が重なって発生する。簡単にいえば走っているだけでは事故にはならず、そこに不注意が重なるなど、いくつか理由が重なったときに発生するのだ。そのため、一見では理解しがたいケースもあるのはよくあることだが、今回の事故は経過を聞いてもなお意味がわからないものだった。

見通しは決して悪くない場所であった。
現場はこのように真っ暗ではあるが、見通しは決して悪くない場所であった。

車は通らないほどの田舎だ。
バンコクと同様に一応交通整理にボランティアが立つが、車は通らないほどの田舎だ。

レッカー車で移動させる。
自走不可能な車は報徳堂のボランティアが用意したレッカー車で移動させる。



相手にもなにか重大な問題があった可能性

 加害運転手の話によると、橋を越えたところで前を走る白のピックアップトラック後部に思いっきり突っ込んでしまった。被害運転手が降りてきたが、加害者を見て「明日以降に連絡をするから」といい、加害運転手のIDカード、車の登録証などを持って立ち去ったのだという。加害者は被害者側の連絡先は聞いておらず、連絡の術はなかった。
 現場の状況を見ると被害者側にまったく非はない。それにも関わらず、その場での示談、あるいは警察を呼んで現場検証すらしないで立ち去った。タイでは人身事故でなければ保険会社を通すなどで示談にすることが多い。警察が現場検証を行うと交通渋滞を引き起こしたなど規律を乱した迷惑料といった名目で400バーツ程度の罰金が科せられることもある。しかし、それも加害者が負担するものであり、被害者にはなんら立ち去る理由がないのだ。
 こんなケースは僕自身も見たことがないし、サラブリの本部隊員ですら初めてだということで理解できない状態にあった。当の被害者はいないので話を聞くにも聞けない。そこで推測されるのが以下の理由だ。

①飲酒運転を考慮し、後日改めて話し合うことで保険を使えるようにする
②あえて後日にすることで請求額をつり上げる魂胆がある
③被害者側にも警察に会いたくない理由があり、ほとぼりがさめてから話し合う

 まず①の場合、仮に加害者の保険が使えなかったとしても被害者の保険会社が修理費用を立て替え、後日加害者に請求することができる。だから、①の理由で立ち去った可能性もあるが、それは極めて無知な行動になる。
 ②は、例えば病院に行ってむち打ちになったと訴え、診断書などを手に入れて請求額をつり上げるといった可能性だ。加害者は書類を渡しただけでなんら条件設定をしないままに立ち去られている。こういったカタギとは言い難い理由があったかもしれない。
 ③は麻薬などの犯罪に関わっているといった理由などで被害者やその同乗者たちは警察に会いたくなかったのかもしれない。かといって逃げられても困るので、書類を確保して立ち去った。あるいは②も同時進行で行う可能性もある。
 こういった事件・事故の結果は我々レスキューでは把握できないことが多い。あくまでも現場での対応が任務で、その後を追うことは滅多にない。この事故でも加害者はレスキュー隊員らの勧めで警察に連絡し、事故を報告。その後、加害者も警察署へと連行されていった。だから、すべては推測でしかない。
 僕が思うには、可能性としては③が一番高いのではないか。書類を持って立ち去るという手際のよさ。そんな人物が①のような無知なことはしないだろうし、②もわざわざ日を改めて請求額をつり上げるくらいならその場でふっかけてくるのではないか。そうなると③のような、相手側にも犯罪の臭いが感じられなくもない。
 結局、不可解なのはいつも人間の心だ。レスキューに関わっているとよくそう感じるのである。

立ち尽くしてしまったボランティアたち。
加害運転手の話を聞きながら、思わず立ち尽くしてしまったボランティアたち。

かなりの勢いで衝突している。
追突車両を横から見ると、かなりの勢いで衝突している。

  1. 2017/01/05(木) 17:17:06|
  2. 報徳堂
  3. | コメント:0

第20回「報徳堂のサラブリ支部にお邪魔してきた」

日本人3人目のボランティア隊員

 現時点で報徳堂に登録されているボランティア隊員のうち日本人はふたりいる。僕自身と同じチームに所属する年嵩の僕の友人だ。ただ、この人は忙しくて参加できないため、うちの隊長が怒って登録抹消に動いているので、実質的には僕ひとりと言ってもいい。
 しかし、人種でいうと日本人登録は3人になる。タイはタイ族だけでなく、中華系、インド系、山岳民族、マレーシアやベトナム系などの近隣諸国の系統など多民族国家になる。そのため、公的な書類にも「サンチャート(国籍)」と「チュアチャート(人種)」という欄がある。もうひとりの日本人ボランティアはタイに帰化した日本人、いうなれば日系タイ人となる。報徳堂の登記上もタイ人になっている。
 この人物が所属しているのはバンコクから北へ約130キロにあるサラブリ県の報徳同支部になる。タイ中央部の端にいるこの方を訪ねて、サラブリの活動に一晩だけ参加してきた。
 報徳堂3人目の日本人ボランティア隊員は湧上和彦さんだ。1966年に沖縄で生まれたが、3歳で両親の都合によりタイに移住。両親は農業関係の慈善事業のためにタイに来たので、そのまま湧上さんも居住を続けている。すでにタイでの生活が48年目に入っていて、日本語は普通に話せるし、タイ語も現地人と同じイントネーションで話す。
 レスキュー活動で大切な道具は無線だ。タイの無線はコード番号が多くて内容を理解するのが難しい。ただでさえ外国語なのにコードも多いし、無線機だと抑揚がなく聞こえるためにそもそもタイ人でも不慣れな場合は聞き取りができない。これだけは今でも僕は不慣れなままでいる。
 しかし、湧上さんはこれをさらっとやっていた。むしろほかの隊員よりも積極的に無線で会話をしていたので、正直僕は悔しかった。ずっとタイで暮らしていたし、湧上さんは10代のころから無線をいじっていたマニアだったそうなので、僕なんかが追いつけるようなレベルではないのだけれども。
 湧上さんはタイに来た当初はバンコクにいた。1988年になってこれもまた両親の都合のため、家族でサラブリ県に引っ越してきた。そんな湧上さんが報徳堂に興味を持ったのは実はごく最近のことだった。当然存在は知っていたが、ボランティアというのがあることもよくわかっていなかったという。結局、タイで暮らす人にとってはボランティアによる救急救命活動はその程度しか知られていないということだ。
 湧上さんは2001年ごろに農業関係の製品を扱う会社を設立した。タイ人は仏教の教えから功徳をよく積むが、個人だけでなく企業も社会貢献を当たり前のように行う。まるで欧米のように慈善活動の考え方が進んでいる中、湧上さんの会社でもプーケットでの津波や洪水などで直接、あるいは間接的に支援を行った。特に洪水災害のために報徳堂サラブリ支部におよそ240万円相当の小型ボートと発動機を寄付したりもした。それでもなお、湧上さんは報徳堂のことをよく理解していなかったそうだ。
 そんな湧上さんがボランティアになったのは報徳堂サラブリ支部の幹部と趣味のバイク関係で知り合うきっかけがあったからだ。その後、誘われてボランティアに参加することになった。今では報徳堂本部にいる正規隊員とも仲がよく、10年以上やっている僕よりも報徳堂内に知り合いが多い。

湧上和彦さん。
タイに来て48年、タイ国籍を取得している湧上和彦さん。


トラブルを事前に牽制する。
サラブリ県内のチームを湧上さんが訪問し、トラブルを事前に牽制する。



バンコクとサラブリの大きな違い

 湧上さんの報徳堂サラブリ支部でのポジションはボランティア隊員のひとりというよりは相談役のような存在になっている。
 サラブリ支部や他県の報徳堂の支部がバンコクの本部と大きく違うのが、管理者を含めてボランティアしかいないという点だ。本部は正規の職員らがいて管理などをしているし、警察直属の指揮下に入るのもまた正規のレスキュー隊員で、あくまでボランティアは補助要員である。しかし、他県ではボランティアが支部を運営し、主体となって活動している。
 この点はバンコクと大きく違い、僕も湧上さんに話を聞くまでは知らなかった。そんな環境にあるので、湧上さんは年齢的にも社会的地位でも普通の若いボランティアよりは上になるので、相談役としてのポジションをあてがわれたのだ。
「ボランティアで人助けをするわけですから基本的にはいい人ばかりなんですが、中には短絡的な人間もいます。サラブリ支部が県内のボランティア隊員を統括していますが、人間関係に幹部はいつも頭を抱えています」
 と湧上さんは話す。サラブリ県の報徳堂は支部本部を中心に警察署管轄ごとにチーム分けされている。サラブリ県内だけでも現在は総勢で610人にも上る。ボランティアの救急車も50台もの登録があって、バンコクよりは小さいといっても大所帯だ。そうなれば隊員やチーム間のトラブルはあとを絶たない。
 そこに現れたのが湧上さんというわけだ。タイ人は外国人を部外者として見る傾向にあって、表面上は仲よくしていても内心では一線を画している。サラブリ本部のタイ人幹部がトラブルの仲介に立つと角が立ってしまうが、日本人として扱われている湧上さんが間に立てば意外と言うことを聞いてくれる。タイ人は人間関係の立ち回り方が上手な国民性がある。サラブリ支部幹部も湧上さんをうまく利用しているようだった。

チームによって待機場所は違っている。
チームによって待機場所は違っており、ガソリンスタンドもあれば、路上、コンビニ前、警察署敷地内など様々。


発電機と照明セットを持って救助に当たる。
地方だと暗闇も多いため、発電機と照明セットを持って救助に当たるチームもある。バンコクでは考えられない装備。



未成年者が報徳堂に参加する意義

 僕がサラブリ支部での活動に参加した日は結局なんの事件も起こらなかった。その代わり、各チームを表敬訪問し、いろいろと事情を聞かせてもらった。そこで知ったのがまず報徳堂サラブリ支部にはボランティアしかレスキュー関係者がいないということだった。
 そしてもうひとつ、バンコクとサラブリで決定的に違う点があった。
 それは、サラブリでは未成年者がレスキュー活動に参加していたことだ。
 バンコクでは20歳以上の者で、かつ応急処置訓練初級コースを修了していないとボランティアに申し込むことすらできない。未成年者もときにバンコクの現場で見かけるが、それは隊員の実子が親の監督の下で一緒にいるだけだ。それがサラブリでは未成年者が単独で活動に参加していた。湧上さんが改めて説明をしてくれる。
「サラブリ支部では20歳未満は親の承諾書を添付すれば登録が可能です。親もバイクで暴走したり、アルコールや麻薬に走るよりはいいということで参加を許しています」
 タイの地方では中学生がバイク通学することは珍しくない。免許証の取得可能年齢は日本と同じなのだが、田舎の方では足がなければなにもできない。警察も制服姿でバイクを運転している場合は無免許でも見逃してくれるようだ。だが、日本と同じで若さゆえに競走したり、暴走族のように傍若無人に振る舞う若者もいる。特に田舎だと娯楽が少ないので、そんな遊びに興じる子どもも出てきてしまう。さらに、タイは麻薬も身近な存在だ。日本ではありえないが、タイの中学高校では学校側が積極的に麻薬検査を実施するほど深刻でもある。
 それよりは報徳堂に預けておけば安心だし、実際に事件事故を目の当たりにして危ないことを控えるようになるしで、一石二鳥だと親も任せてくれる。表敬訪問したあるチームのリーダーは
「必ずチーム内で誰が面倒を見るかを決め、参加中はずっとその隊員と一緒にいさせます。もし彼らが活動に来ないときはこちらから親に電話をして、我々と一緒にいないということを伝えています。責任を持って預かっていますよ」
 と言った。バンコクではボランティアだけでも数千人はいるとされているので、未成年者を受け入れるのは管理的に難しい。地方ならではの対応である。
 他県では救急救命が意外な方法でも社会貢献をしているということを知ることができた。

チームによってカラーがまったく違う。
チームによってカラーがまったく違い、統率が取れているところもあれば、若者ばかりで楽しくやっているところもある。


地元企業や住民が待機所まで提供してくれている。
区域によっては地元企業や住民が写真のような待機所まで提供してくれている。右の方にいる坊主頭ふたりがこのチームの未成年隊員。

  1. 2016/09/25(日) 18:03:17|
  2. 報徳堂
  3. | コメント:0
次のページ

プロフィール

bangkokdayori

Author:bangkokdayori
●プロフィール
高田胤臣(たかだ たねおみ)
タイ在住ライター
報徳堂ボランティア隊ホアイクワン005

1977年東京生まれ
1998年初訪タイ。その後旅行で何度かタイを訪れ、2000年から1年間、ユニオン・ランゲージスクールに語学留学
2002年9月からバンコク在住
2004年11月から華僑報徳善堂にボランティア隊員として参加
2011年2月に彩図社より「バンコク 裏の歩き方』(皿井タレー共著)、2012年8月に同社より「東南アジア 裏の歩き方」を出版
現在はバンコクに編集部がある月刊総合誌「Gダイアリー」に複数の連載やほぼ毎月特集記事を、ウェブサイト「日刊SPA!」やバンコクの無料誌「DACO」にて不定期で執筆中

http://nature-neneam.boo.jp/

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
報徳堂 (24)
タイ国王陛下 (3)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。